ノマド（nomad）とは、もともとはフランス語で遊牧民や放浪者を意味する「nomade」を語源とした言葉です。
よって、時間や場所、組織にとらわれずに働く人を「ノマドワーカー」と呼びます。
現在、日本のノマドワーカー人口はランサーズの2021年の調査によれば1,577万人にまで増えているそうです。その背景には、働き方の多様化や環境の整備が考えられいます。実際に私も平日にカフェで仕事をしておりますが、かなりのノマドワーカーの方がおられます。
コロナ禍以降も伸び続けるであろうノマドワーカーは益々注目されるワークスタイルだと感じます。
では、40代という経験を活かして、自由でフレキシブルなノマドワーカーの生活をスタートさせたいと思う方へ以下、成功への具体的なステップをご紹介いたします。
ステップ１：自分のスキルを確認し、特化できるものを選択する
そもそも自身のスキルや専門性が一体何なのか？そこから自問自答してしまう方もおられるかと思います。著書「替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方」の筆者である国分峰樹氏が言うには、「専門性を身に付けるには、知識をインプットするだけではなくアウトプットする必要がある」とのことです。
確かに自身のスキルを考えた時に、社会人の時にどのような部署で何の仕事をしていたのか？の経験値の深さを考えますが、それがまさにアウトプットして可視化された経験が記憶に残り、自信のスキルとして現われています。
その可視化された体験、例えば会議でプレゼンした事、新規事業を立ちあげたこと、労務管理を作成したことなど、今まで実行してきたことを過剰書きすることで、自身のスキルが整理できます。今後そのスキルに何を掛け合わせると独自の専門領域ができるのか？を検討していくと自ずと戦える専門性が見えていきます。
ステップ2：リモートワークに適した環境を整える
自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、集中して仕事ができる場所を見つけましょう。特に、Wi-Fiの環境や電源、静かな場所は重要です。
また、ZoomやSlackなどのリモートワークツールの使い方をマスターすることも必要です。
近年ではワンコインで使用できるシェアオフィスやビジネスコミュニティが多数あるコワーキングスペースなどサービスも充実しているので調べてみるのも楽しいです。
ステップ３： 信頼性を築くためのポートフォリオを作成する
ポートフォリオを作成した段階で、フリーランスと企業を繋ぐエージェントへ登録して、まずは案件を紹介していただきましょう。
エージェントは、さまざまなフリーランサーやワーカーと面談や経歴書をチェックしたり行なっているため、自分自身をどのように表現すべきか？親身になって聞いていただけます。
又、強みと感じていなかったことなども新たに発見できることもあるので、まずはポートフォリオを作成した段階でエージェントやキャリアコンサルタントへ相談に行くこともオススメします。
ステップ４：ネットワーキングを積極的に行う
MeetupやPeatixなどで開催されるセミナーやワークショップに参加し、同じフィールドのプロフェッショナルやクライアントとのネットワークを拡げましょう。
また、FacebookやTwitterなどのSNSを活用して、業界の最新情報をキャッチアップすることも大切です。
ステップ５： 複数の収入源を確保する
最終的には、クラウドソーシングサイトなどのランサーズやクラウドワークスを始めとする多くのプラットフォームを活用し、複数のクライアントからの収入を得ることでリスクを分散します。
さらに、自らのブログやYouTubeチャンネルを持ち、アフィリエイト収入や広告収入を得る方法も考えられます。個人で仕事を受けることに不安や心配がある場合は、アフィリエイトや広告収入を得るところからスタートすることをオススメします。
ステップ６： メンタルヘルスを維持する
ノマドワーカーとしての生活は、自律が求められる一方、孤独感も伴います。リフレッシュのための旅行や、定期的にオフを取ること、そしてノマド仲間や家族、友人とのコミュニケーションを大切にしましょう。
以上、40代からノマドワーカーとして新しいキャリアを築くためのステップをご紹介しました。あなたの経験と知識を活かし、自由で意義あるワークライフを手に入れるための行動を少しでも前進させることで、誰にも縛られない自由な働き方に一歩近づくことができます。
楽しい未来のために頑張りましょう！
